金融用語解説集
欧州中央銀行(ECB)
ユーロ圏で通貨ユーロを導入している19か国において金融政策を担う中央銀行です。
1998年にドイツのフランクフルトを本部として設立され、初代総裁にはオランダ出身のウィム・ドイセンベルクが就任します。
ユーロ非参加国を含めた各国中央銀行とECBからなる組織を欧州中央銀行制度(ESCB)と言い、そのうちユーロ非加盟国を除いた枠組みを「ユーロシステム」といいます。
ECBの組織は主たる4つの組織が存在し、政策理事会、役員会、一般委員会、監督理事会によって構成されています。非ユーロ圏の中央銀行は一般委員会にのみ参加しています。
特に政策理事会は最高意思決定機関であり、6週間毎に金融政策を決定する会合を行っています。ニュース等で見られる「ECB理事会」とは一般にこの機関を指します。
政策理事会は総裁、副総裁、理事4名と各国中央銀行のうちユーロ参加国の総裁によって構成されています。2022年6月現在のボードメンバーは以下の通りです。
●ECB政策理事会ボードメンバー
【総裁】 クリスティーヌ・ラガルド 2019年11月~
【副総裁】 ルイス・ギデンドス 2018年6月~
【専務理事】ファビオ・バネッタ 2020年1月~
【専務理事】イザベル・シュナーベル 2020年1月~
【専務理事】フィリップ・レーン 2020年1月~
【専務理事】イブ・メルシュ 2012年12月~
【各国中央銀行総裁】以下国名のみ記載
・ドイツ ・ベルギー ・ギリシャ ・スペイン
・フランス ・アイルランド ・イタリア ・ルクセンブルグ
・オランダ ・オーストリア ・ポルトガル ・スロベニア
・フィンランド ・キプロス ・マルタ ・スロバキア
・エストニア ・ラトビア ・リトアニア
【欧州中央銀行(ECB)】
https://www.ecb.europa.eu/home/html/index.en.html
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