金融用語解説集
イールドカーブ・コントロール
英語でYield Curve Control と言い、略してYCCと表現することもあります。
中央銀行の金融政策において、短期金利と長期金利を国債の買い入れを通じて誘導しようとする政策です。
イールドカーブとは「利回り曲線」と訳され、短期から長期へ金利をつないだ曲線のことを言います。
短期金利と長期金利を誘導することで、この利回り曲線、つまりイールドカーブを誘導(コントロール)するということになります。
2022年7月現在、金融緩和政策を続ける日本銀行は、世界的なインフレとそれに伴う金利上昇圧力を回避するためこのイールドカーブ・コントロールを導入しています。 一方で国債買い入れを行っていない年限の金利については上昇し、7~9年の国債金利が一時10年債金利を上回るなど、逆転現象が発生する状況も起きています。
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