金融用語解説集
社債
企業が、主に中長期(2~30年等)の資金を調達する際に発行する債券のことです。
企業が直接、投資家から資金調達する直接金融であり、貸借対照表上は負債に位置付けられます。当然、償還が義務付けられています。また、銀行借入とは異なり、社債発行企業がある程度自由に返済方法を決められます(最終期限に一括償還することも可能です)。
社債の種類は、普通社債(SB)、転換社債(転換社債型新株予約権付社債、CB)、ワラント債(新株予約権付社債)等があります。 社債は、購入者をどのように募集するかによって、「公募債」と「私募債」に分けられます。企業が発行する社債の多くは私募債ですが、私募債には「プロ私募債(一般に適格機関投資家のみを対象)」と「少人数私募債(投資家を限定せずに募集対象者数を50人未満に限定)」に分けられます。より多額の社債を幅広い投資家に購入してほしい場合は、公募の手続きを踏む「公募債」となります。
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